どうも。カロリー、とってますか？宮西です。
高橋さんクラスになると東京の美味いものは粗方食べ終わった頃合いでしょうか。ぼくがあげるような店など、遊びの女と軽々制覇しているかもしれません。
そう考えると食のススメはハードル高し。そこで奇を衒い、四国での食道楽旅を今回はご紹介。
なんでも関西で大学生活を過ごした人はやたらと四国旅行に行くと学生時代小耳に挟みましたが、そんなことねーよな？大丈夫だよな？信じるぞ。
さすがー知らなかったーすごーいセンスいいーそうなんだー！のさしすせそ、思い出していけ？
DAY1-香川、襲来
どっから始めてもいいものの、香川インがちょうどいい。
何を以てちょうどいいか？そう、朝飯にちょうどいい。
空港からちょこっと車を走らせ、まず出てくるは山越うどん。
讃岐うどんを味わうならまずはここから。いつもここから。引くほど美味い。あとバカほど安い。
うどんという回転率のいい商品だからこそ実現できる低単価高満足度の化身。なんと驚きの釜玉うどん200円。東京ジャングルに迷い込んだ俺たちが忘れてしまった価格設定がここにはある。
安いだけじゃない。麺のコシはガチ。はっきりとした歯ごたえとしっかりとした麺の甘み。讃岐うどんの真髄をこれでもかと叩き込む。四国食道楽の口火を切るにはもってこい。
ちなみにもうちょっと車を走らせ、こんぴらさんの方に向かうと道中香の香と言ううどん屋も。
こちらの名物は釜揚げうどん。なんとなく釜揚げって味しなそう、、、と食べるのを忌避してしまいがちだけど、ここは出汁がダンチ。マジで世界で一番美味い出汁。もちもちの麺にイリコ出汁を絡めて食うのが半端なく美味い。
天国は香川にある。
ここはちょっとお高め400円。それでも激安。見てるかはなまるうどん。お前、ちょっと高すぎんか？
DAY2 -徳島、知らない天井
正直徳島は一旦小休憩派。個人的にここは刺さるものがなかった。とは言え一気に高知まで運転すると疲れるので、徳島ラーメンでも食うのが吉。
適当に言ってる感あるが、徳島ラーメン東大はめちゃくちゃ美味い。生卵が入っているラーメンで、濃いスープとめちゃくちゃマッチ。
ラーメン界の東大になりたいと言う野望の元名付けられたらしいが、驕るなとだけは伝えておく。ちなみに京都駅でも食える。オススメだけど、わざわざ徳島で食うか？と言う話はある。逆におすすめの店があったら教えてくれ徳島。
DAY3-瞬間、高知、訪ねて
来ました。ここを紹介するためだけに記事を書いている俺は。
結局食というのはどれだけ趣向を凝らそうが、どれだけ手を込めようが、最終的にはシンプルに食材の味がすべて。
そう思わせてくるくらい衝撃的な出逢いを果たしたのがやいろ亭のカツオのタタキ。世界が変わる。というか世界が崩壊する。
「今まで食ってたんはなんやったんや」…と俺の中でパラダイムシフトを起こした４大食材「馬」「アスパラ」「カツオ」「サバ」の一角を担う。ガチで美味い。他の３つはまた後日語るけど、兎にも角にもカツオのパラダイムシフト。カツオのコペルニクス的転回。コロンブスのカツオ。
個人的に魚の中でカツオはこれまで中堅ポジション。別に食べなくてもええな？というレベル。
なんやかんやと独特の臭みはあるし、厚切りにしようものならなおのこと。
醤油とわさびでごまかしてなんとなく藁焼きの香りだけを楽しむもんでしょタタキなんざ。
そういう価値観をぶち壊しにぶち壊したのがこちらのタタキ。
まず全く臭くない。驚くほどに臭くない。カツオってこんなに癖なかったっけ？っていうほど臭くない。めちゃくちゃ分厚いのに毛ほども感じさせない。ウシジマくんみてカタギって思いますか？思いませんよね？それくらい感じない。
カツオに脂を感じたのも初めて。とける。口の中から知らんうちに消えてる。カツオがよ？トロけたことある？噛み切ってるやろいつも？かき氷食ってんのかと思ったわ。
ここでは塩とスライスにんにくで頂くのだが、とりあえず塩だけでいって見て欲しい。飛ぶから。てか俺は飛んだ。2018年から今日に至るまで意識はない。
どうしても１泊しか使えないならここにきて欲しい。最悪仕事俺が変わるから。マジで。マジで行ってみて。マジで。
DAY4-愛媛、鯛めしの、選択を
愛媛といえば？そう、鯛めし。異論はないな？実は愛媛の鯛めし、２種類あるのはご存知だろうか。
宇和島式鯛めしと松山式鯛めし。
松山式はいわゆる鯛の炊き込みご飯的なやつ。
秋嘉というお店がバカくそに美味しい。こちらは松山城近くにあるので観光ついで行くのが効率的。
ところが本日ご紹介したいのはそちらではない。
宇和島式鯛めし。こっちが本命。
宇和島式は漬けの鯛を米に乗せて卵黄を乗っけちゃう背徳飯の極みのようなスタイル。
今日は鯛めしの気分かなー！って時に出てきたら、ひょっとすると想像と異なってぶちぎれるかもしれない。
でもまった。これはこれで実に良い。鯛の漬けと卵黄が異常なまでにマッチする。というか漬けだれの甘みと卵黄のコクが合うのは小洒落た焼肉屋できっと知ってる。
それは鯛でも然り。然りなのだ。美味いに決まってる。
しかもこいつ、調子に乗ってることに最後に出汁をかけて茶漬スタイルも許す懐の深さ。ひつまぶしのような味変。一粒で2度美味いどころの騒ぎじゃない。いや、味変1回やから2度やねんけど。気持ちの上では10度くらい美味い。
こちらのおすすめ店はほづみ亭。すでに漬け終わった鯛の切り身が出てくるのではなく、漬けだれごと提供してくれる最高のスタイル。そこに卵を入れてあとは自分で米にかけるという、ちびっこの夢叶えたろかSPECIALな大盤振る舞い。幼少期の俺なら確実に失神してた。
もうね。エロい。なんか、エロいわこれ。
え、エロくない？エロいよな？エッろ…ふーん…えっちじゃん…
あーーーーーーーーくいてぇーーーーー四国行きテェヨォ、、、、、、
最終日-まごころを君に
最終日に向けては道後温泉でも行って温泉三昧をしてもよし。もういっちょ松山式を食べに行ってもよし。
兎にも角にもどう転んでも四国は美食の旅にうってつけ！しかもどこも安い！
フリバカ取れるけど、どこ行こう、、、という時には四国思い出そう。
友達でも恋人でも家族でも。誰とでも大満足間違いなしのグルメ旅。ぜひ。