好きってなんなのさ_おすすめ漫画「クズの本懐」

どうも。心に童貞、飼ってますか?宮西です。

世の中には実情の有無はおいておいて、いつまでたっても心が童貞のままの人がいます。これは決して悪いことではなく、単にピュアでキレイなものをいつまでも信じていたいという思いが強いというだけなのですが、便宜的にそれを私は「メンタル童貞」と定義しています。

森田も言うとる。ニュアンスはちゃうけども

かくいう私もメンタル童貞。32歳になってもまだ、純愛だの、親子の縁だの、掛値のない友情だの、そんなものを追い求めています。対価を求めない、無償の愛、転がってねーかなぁ。

さて、事故紹介にも似た自己紹介を済ませたところで、なぜメンタル童貞の話が出たかというと、世の中にはメンタル童貞判定装置(©️宮西)というものがあります。

代表的なもので言えばご存じ新海誠作品。僕は新海誠のことを絶対童貞だと思っています。娘がメディア露出していますが、絶対童貞。じゃなきゃ俺をこんなに苦しめることはできない。

何がそんなに我々メンタル童貞の心をくすぐるかというと、昨今の作品で言えばセカイ系×boy meets girl(girl meets boy)の演出がうまいからなんですね。

端的に言えば、彼女(彼)をとるのか、セカイをとるのかの選択が常にあって、それでも彼女(彼)をとるというのが基本プロットなわけです。

天気の子なんてまさにそれなんですが、そこに誠ちゃんは大人と子供の出会いなんてものも散りばめちゃうんですね。

小栗旬演じる須賀さん(名前だけはほんとに勘弁してほしい)が、自己の犠牲(=須賀にとっての世界の放棄)を伴い主人公を守るところ、涙でちゃうよねーーー。尊っ。あーーーーーーーーー愛されてぇーーーーーーーーーーーーーー。

一生分の涙を流したシーン

心がすくすくと大人になった諸氏にはわからないのかもしれないですが、いつまでも無償の愛、きれいな世界を求める我々メンタル童貞界隈ではこの辺りが心の琴線をくすぐり倒して、涙腺という涙腺を殴りまくるわけです。とまんねーよな、涙ってやつはよ。

さて、今回おすすめするのはここまで話をしてきた誠ちゃんの作品ではなく、われらが「横槍メンゴ」先生がお送りする歪んだラブコメ、「クズの本懐」でございます。