大人のデートの真骨頂!“港区男子“推薦、艶やかな夜を約束するレストラン3選!

秋も中頃。肌寒くなり、本命デートをするにはうってつけの季節だ。
大人の恋はレストランで花開く。店選びを攻略できなければ、一生大人にはなりきれない。

六本木・西麻布・麻布十番……。この地を主戦場とするのは、某大手広告代理店で働くエリートたち。そんな港区男子は、どこで男を磨き、どのように艶やかな夜を過ごしているのか。
彼らのデートエピソードと共に、本当に使えるレストランを紹介していこう!

①都会の喧騒から離れ、非日常な時間へ

(K.Y/34歳)

東京都内屈指の、上品でおしゃれな街「広尾」。
高級フレンチやイタリアン等、少し敷居の高いお店が多数あり、The king of Vintage マンションが複数そびえ立つ街に、ひっそりとたたずむ古民家が一軒ある。

外からみた佇まいは昭和以前よりこの地に暮らす住民の一軒家のようだが、実は古民家を改装したバーなのである。以前は、大正時代に建てられた古民家を改装し白金に店を構えていたが、広尾に移転してきた。

社会人になって4-5年が経とうとしていた時期の話である。プロジェクトの慰労をかねて、これまた歴史あるビストロ 「ラ・ビスポッチャ」で会食があった。その日は珍しく一軒目で解散する流れだった。しかしその日、とても良い気分だった私は好意を抱いていた会食メンバーのうち一人に帰り際に声をかけ、そのお店を訪れた。

「今日はご一緒できて嬉しかったです。もしよかったら、あまりお話できなかったのでもう一軒、一杯付き合ってくれませんか。」「近くに、古風なバーがあって・・・。」

店内の様子は、大正ロマンあふれる暖かい雰囲気で、ステンドガラスのインテリアが似合うどこか懐かしさを感じさせる素敵な感じ。お互いの緊張を解くように迎え入れてくれ、自然と距離を縮めてくれる素敵な場所だ。

デートで使うのはもちろんのこと、店内は広めでテーブル席もあるので、仲間内で定期的に集まる隠れ家的に使うのも、間違いなく楽しいに違いない。

②「えっ?もうこんな時間…?」

(K.O/31歳)

六本木交差点から少し歩いたところにひっそりっと佇む中華料理店「52」。
カウンターを中心とした18席の店内を、寡黙な2人の男性店員が切り盛りしている。

味も確かで、有名料理人たちがプライベートで訪れるお店として知られている。特に、餃子は絶品。

おススメの活用シーンとしては、女の子との初回デートのときだ。こちらのお店は、中華でありながら、店内はバーのような雰囲気で、落ち着いて、ゆっくりできる。

初回デートで、あまり気取った店だと、警戒されるし、大衆的過ぎると、友達以上の関係になりづらい。そのちょうどいい所取りできるのが、このお店である。

しかも、こちらのお店、深夜3時までに営業している。終電を逃させるのにも、最適なお店だ。ぜひ、楽しんでください。(六本木だし、終電のあとは様々な選択肢がある。終電後の立ち回りプランニングwayは月報に格納しておきます)

③ 「まさかこんなところに…??」

(R.U/31歳)

さぁ、夜もだいぶ更けてきた。最後は洒落たBarで決め込もう。

恵比寿駅から代官山方面に少し歩いたところに、その扉は突如として現れる。
いや、正確に言うとそれを「扉」と認識しているのは、この大都市東京でも、ごく少数かもしれない…。

これから紹介するのは、恵比寿にあるbar「A10」である。

「モダンレコードバー」として2021年9月にオープンした店は、その店の存在を知る人でないとまず見つけられない。何せ、店舗のある地階へと続く階段の前に立つ扉は、扉としての様相をしていないのだから。そう、それは「コインロッカー」の出立ちをしているのである。

駅などでよく見かける、ごく普通のコインロッカーの形をした「それ」のつまみを引くと、その実 一面が扉であるその板は、眩惑を覚えるようなライトで照らされた地下への階段へと続いている。階段を降りた先に今度は重厚な鉄の扉が現れて、その扉を開けてやっと、そのバーは姿を現す。

「え、こんなところにお店があるの?!ちょっとドキドキする………え、待って、すごーーーい!!めっちゃ綺麗!!」

今宵も反応は上々である。
中に入ると、入り口の奇抜さとは打って変わり、まるで海外に来たかのように重厚で、本格的でありながらもモダンなレコードバーの空間が広がっている。

店舗の内装もさることながら、この店 実はカクテルにもなかなかのこだわりがある。
座席に着くと、古図書のような雰囲気のあるメニューブックを渡される。ここには、店舗自慢の多くのオリジナルカクテルが載っている。

私は、「Are You Depressed?(病んでる?)」を注文しよう。
ヘンプオイルやエルダーフラワーシロップを使ったこのハーバルなジンカクテルが、美味しいのだ。
彼女は「Kekko-na Ote-mae-de(結構なお手前で)」を注文している。
ドライジンをベースとしながらも、抹茶と卵白で和模様にデザインされたそのカクテルはまた見目麗しく、会話に一輪の華を添えてくれる。

さて、金曜日の夜はまだまだ続く。