米が美味いというのは人生を豊かにしてくれるという話

30にして立つ、とはいうものの

一人でいるときに自炊をしようと思うほど料理フリークというわけでもない。
かといって一生ウーバーで構わないと胸を張るには消化器官が些か弱ってきてしまっている。

30を超えると欲望に素直になりきれず、怠惰に生きることもだんだんと許されなくなる。

ではと自炊を試みるも、簡単な野菜炒めと簡単な汁物だけでは味気ない。毎日これかと思うと、何のために頑張って働いているのかわからなくなってくる。味への不満ではない。食欲という3大欲求の一角を徒に満たしてしまっているという実感がわびしさを産むのだ。

著者近影

「別に凝った料理をすればいいではないか。珍しい調味料を使ったり、低温調理器を引っ張りだしてもいい」

そういう心の声に元気よく向かい合うには日々の仕事で精神をすり減らしているというのもまた事実。

あちらを立てばこちらが立たず。胃も腸も心も体力も擦り切れた中年だが、欲求だけは一丁前。果たしてこの如何ともしがたいアンビバレントな感情をどのようにして満たそうか…

「…e..」

「…k…o…ke…」

なんだ?脳に直接…??

「米を…」

米を?

「米を炊け…」

突如として脳を駆け巡る電子信号。「米を炊け」という指令。

だがしかしbutけどけれどyet。米を炊いたくらいでは「食への欲求」は満たされない。ましてや近頃、サトウのごはんでも満足してしまうくらいにはメーカーさんの技術進歩はすさまじい。

いっつもさんきゅな。サトウ食品株式会社。記事書くために調べたけど、お前そんな安直な名前やってんな。

とはいえ土鍋で炊いた米というほどではないにしても、毎日の生活にはこれで十分。

それに、土鍋で炊こうものなら結局凝った料理をするのと変わらない。結局サトウか、炊飯器頼み。鈍ったとはいえ、これでアガるほど安い感性をしちゃあいない。

結局、二律背反な欲求を完全に満たすものなどどこにもない。楽して奢侈な生活とはいかないわけだ。とほほ

~fin~

!!!

先程まで脳に語り掛けてきたのは….

阿部寛!!!!

しかも手にもっているのは…米?!

そういえば聞いたことがある…

大学で上京した際に3,000円くらいで買った炊飯器を10年以上使っていた僕には縁もゆかりもないものとして聞き流していたが、巷には10万を超す超高級炊飯器があると…

そう。それこそまさに炎舞炊き。安心と信頼の象印。よくわかんねーけど炊飯器といえば象印。そんな象印が繰り出すとっておきのハイエンド。何が違うの?と店頭で店員に聞けばよくわかんねー火力の話しかしない最高級レンジの炊飯器。

絶対試食させた方が買うのになーと誰しもが思いながら、決して試食会を開かないでおなじみの、ハイエンド炊飯器。まじでやりな?試食会。

誰が炊飯器に13万だすの?そんな高額商品帯使って味がわかるの?彼女は?年収は?徹底的にリサーチしました!

そんなくそ記事にしないべく、不肖宮西。買いました。たっか…。

「炎舞炊き」は、象印のマホービンが製造する圧力IH炊飯ジャーです。かまどで炊く時の炎のゆらぎを再現した象印独自の加熱方式で、蓄熱性の高い鉄素材の釜の中でお米が勢いよく舞い上がり、1粒1粒をふっくらと炊き上げます。

生成AIくん

と生成AI君はおっしゃっていますが、こんなことは見てもよーわからん。

結局うまいのか?が大事。結局機能性価値を訴求したって誰もかわねーってことよな。

結論、甘味と食感がダンチ。まじで、ダンチ。

個人的にはちょっと固めが好きなのだけれど、3,000円風情の固めは固めに炊いたというより水明らかに足りてへんやろ。の固さ。

ところがどっこい。炎舞炊き君の固めは芯が残りつつふっくらの仕上がり。あ、ちょっとええ感じの店で食う時のやつーーーー。なんか米とかにこだわってます感でてるカレー屋とかで出てくるタイプのやつーーーーーーーーー。

それから冷凍しても味が落ちない

マジで、落ちない。あー冷チンごはんって感じやなーというくっつき感もない。チンしても炊き立て。え、えぐすぎん?

ほんで炊き込みモードとかある。炊き込みと普通のごはんでなにがちゃうんかは全くわからん。わからんけど、炊き込みは炊き込みでやったほうがうまい。これ真。対偶も真。

この前サンマの炊き込みご飯作ったら神ってた。え、今までの炊き込みってなんやったん…??

よく聞く「うちでネットフリックスみない?」みたいな誘い文句はもはや古い。10年代に置いてきた価値観。今の時代は

「うちさー、炎舞炊きあるんだよね」

これ。間違いない。

どんな女もコロリ。また体許してしまったなってなる。次のsaucy dogの歌詞には絶対炎舞炊き入ってるから。優里とかもたぶん目つけてる。乗り遅れんな。

食に興味があろうがなかろうが、3大欲求は密接にリンクしている。夜の街にしけこむ前にはだいたいうまい飯くってる。全然寝てないと下半身は死ぬ。うまいもんを食えば、よく眠れて、心も体も元気になる。ガハハ。

まだまだお若い高橋くん。30が近づいてきたら、次の投資先として調理家電はいかが?

今回はそんな高級炊飯器をお勧めする話でした。

ちなみに、でかいサイズとちっちゃいサイズがあるけど、でかいサイズがおすすめ。なんかよーしらんけど、でかいほうが火力に余力があるからよりふっくらたけるらしい。

仕事でキャパってたら新しい案件は手を抜いちゃうけど、余力があったら細かく分析できるみたいな感じ。人生も仕事も調理家電も、余力が大事ってこと。

気が向いたらぜひ買おう!以上、限界炊飯器おじさんでした。